宝の持ち腐れ、エフェクター自作&操作術 VERSION 3.1は今読んでもすごい。
どうも、じょーじです。
もう10年ぐらい前、エフェクターの自作に夢中になってたことがあります。
その頃に、オークションで購入した本。
それがこの「エフェクター自作&操作術 3.1」です。
今までの人生の中で一番高い値段で買った、本でもあります。
売り出しは5000円スタートだったのに(新品価格2,800円)
オークション終わってみれば9,900円の約1万での落札・・・。
競り合ってるときにムキになったのがいけないんですけどね。
商品が無事に届いて評価をしようとしたら、相手のアカウントが凍結されてるという・・・。
そのときに、ふと、もしや自演で釣り上げられた本を買ってしまったのかと思うも、真相は分からず。
ということがあって手に入れた本です(話長い)
そのおかげもあってか、この最高級な本は今でも大切に持っています。
昭和62年発行なのに、今読み返してみてもエフェクター自作する人にとっては、いまだに使えそうな情報がたっぷり載ってます。
本の中身
この本の大きい項目は7つあって、項目ごとに自分なりに解説してみると。
エレクトロニクスと仲良くなる基礎講座
電子部品の基本的なことや、工具や部品の使い方、動作チェック方法、ハンダ付けのテクニックまでも書いてあります。
もちろん元々知ってたことも書いてあったけど、まったく知らなかったこともあって、それが自分の経験値アップに繋がりました。
このニュー・マシンがあればYMOもこわくない!
YMOと書いてるところに時代を感じるけど、ヴォコーダーやエレクトロ・ドラムにギターシンセの作り方など全部で6種類の作り方が書いてあります。
ポピュラーなエフェクターの自作法をすべて収録!
20種類もエフェクターの作り方が載ってます。
しかもMXRのディストーション+、ダイナコンプはフルコピーしたとも書いてあるので、今では雑誌には掲載できないんじゃないかと思う。
そういう回路がたくさん載ってます。
改造方法まで書いてあって至れり尽くせりです。
僕の場合はこの項目のおかげで、ディストーション+は本物を修理するときの参考書としても使えました。
G・アンプから録音機材までプロフェッショナル!
この部分は、ほとんど読んでません。
6chミキサーの作り方とかラックマウントプリアンプの作り方とか、回路を見るだけでクラクラしてくるような物の自作方法が書いてあります。
ミュージシャン志向の新感覚エフェクター集合!
ポピュラーなエフェクター自作よりも、もっと複雑なエフェクターの作り方などが書いてました。
制作のアイデア源101半導体回路集
今でも、一番役にたつんじゃないかと思うページです。
ただ他の項目と違って少しの解説と回路図だけなので、自分で実体配線図まで落とし込んだりしないといけません。
CASIO SK-1にMIDIを付けよう
カシオのSK-1のモディファイの方法が載ってます。
おわりに
この本は昭和に書かれた本なのに、今だに使える技術や情報がたくさん載ってるのがすごいです。
これがパソコンの自作本だったら、30年前の情報とかまったく使えないと思うので、音楽だからありえることなんでしょうね。
本の中では、この機材が〇〇円で作れる!とか書いてあります。
けど安くで作れたのは昭和62年当時の話で、今ネットで同じ材料を手に入れようとしても部品が廃番で値段が高騰してる場合もありました。
また自作再開したいです。