エフェクター修理【フットスイッチ編】
どうも、じょーじです。
今日はエフェクター修理の話。
しかもフットスイッチに絞って書きたいと思います。
主に僕が普段している動作チェックと交換についてですね。
分解するときは9Vでも感電したりショートして発火する可能性もないとは言い切れないので、作業するときは十分に注意した方がいいです。
手持ちのエフェクターを例に普段修理してる手順で書いていきます。
主にBOSS製などで使われてる電子スイッチの修理交換は、また別の機会に書きます。
長文になってます。
フットスイッチの動作チェック
エフェクターに電池や電源アダプターを繋いで、動作をチェックします。
つなぐ場合は、電源を刺した瞬間に本体から異音や異臭がする場合もあります。その場合は危ないので、すぐに電源を外して動作チェックを中止します。
異音も異臭もない場合、まずは普通にギターやMTR(アンプ)につないで、音を出してみます。
このときにバイパス音は鳴るか、エフェクト音は鳴るかなど、どう壊れているのか
確認します。
症状として僕が考えうるものは
・バイパス音は出るけど、エフェクト音が出ない
・フットスイッチが固くなってて踏めない
・エフェクト音は出るけど、バイパス音が出ない
・フットスイッチをゆっくり踏むと普通に動作するけど、早く普段使うように踏むとたまにエフェクト音出ない。もしくはエフェクト音掛かったっきり、バイパス音に戻せない
とかですかね。
フットスイッチの症状にあたりをつけたら、テスターを使って実際にみてみます。
導通チェック(電気が正しく通ってるかチェック)
これがエフェクターのフタを開けたところ。
このフットスイッチは接点が9つあるタイプ。3回路9接点スイッチ(3PDTフットスイッチ)
OFFのときに、黄色で囲んだところが使われてて
1つ上の画像で説明すると[1-2] [4-5] [7-8]が導通します
ONのときは、赤で囲んだところが使われてて
1つ上の画像で説明すると[2-3] [5-6] [8-9]が導通します
スマホから見てる方は、拡大してみないと見にくいかもしれません。
手持ちのテスターを導通チェックのモードにします。
自分の手持ちのテスターに導通チェック機能が付いてない場合は、
抵抗値を測ればいいですよ。
画像のように測ります。
導通してる場合は、テスターが音で知らせてくれたり、抵抗値が0に近くなってると思います。
導通していない場合は、音が鳴らなかったり抵抗値が反応しません。
電極が当てにくい場合は、当てやすい場所を探します
上の画像を例にすると、スイッチの黄・赤が当てにくい場合は上の黄・赤の場所なら電気的に同じことなので上でもいいです。
動作チェックの結果、フットスイッチがしっかり動作していたら、壊れている原因はフットスイッチではないです。
導通しないといけないときに、導通してない場合は壊れてるので、フットスイッチ故障の可能性が高いです。
交換で治るかもしれません。
断言しないのは、故障の原因が1箇所以上あるかもしれないからです。
フットスイッチの他に別の箇所も、あわせて壊れてる可能性があるということもあります。
配線を半田ごてで外す前に必ず、スマホなどで交換箇所の写真を撮ることをオススメします。
いざ元に戻すときに、あれ?どうだったっけ?ってなること本当に何度もありました。
そのときは、回路の流れをみて元に戻せればいいけど、わからない人は修復不能になっちゃいます。
フットスイッチの種類
フットスイッチといってもいろんな種類があるので、交換する部品を買うときには注意が必要です。
購入するサイズを間違えるとエフェクターに入らないことがあるので、サイズはスイッチの仕様や図面を見て確認してからの購入をおすすめします。
上の画像のように、回路や接点数が違うタイプや大きさが違うタイプもあります。
Amazonで売ってるスイッチはこんな感じです。
僕は近くにパーツ屋がないので、ここのせんごく通販などのネット通販で買うことが多いです。
おわりに
まだまだ説明が足りないきもするけど、すごい長文になっちゃいました。
フットスイッチのチェックに関してはこんな感じですね。
他にタクトスイッチというのを使って、電子的にON/OFFを制御してるエフェクターがあるんですが、それはまたの機会に・・・。
自分が持ってるベリンガーのフットスイッチは、フタを開けてビックリしました。
3PDTじゃない・・・。